2007年12月29日

【Solitar展】終了いたしました。

1日より西荻窪の三月の羊さんにて開催しておりましたワスレモノ設置展-Solitar-、本日を持ちまして終了いたしました。師走のお忙しい中、足を運んで下さいました皆様、関心をお寄せ下さいました方々、そして一年で一番忙しい季節にもかかわらずわがままな展示をお赦し下さり、温かく穏やかに見守って下さった三月の羊さんに心より御礼申し上げます。

個展とは呼べないほど小さな小さな展示即売でしたが、一ヶ月間の展示は長いようで短くて、搬出が済んでご挨拶をするときにはどうにも寂しくなってしまいました(こんなに終わることが切なくなってしまった展示は初めてです)。
手探りの状態の作品を並べてご意見を頂いたり、展示の構成を途中から変えたりしながら、自分が、自分の展示に対して目を近付き過ぎていたことに気付くことが出来ました。一番ご意見頂いたオブジェに関して、木箱のオブジェのときから同じスタンスなのですが、配置するものは私の愛しいと感じたもの、ワスレモノなので、出来るだけ原形のまま、標本として配置したい、というのが制作の意図です。木箱の真ん中に釦がひとつあるだけ、というのが完成型かもしれない。こういうことを作り手が謂うのは・・・宜しくないことなのかもしれませんが・・・。オブジェに使用した石膏は現在も試行錯誤中で、とても愛しい素材になっております、硝子や金属は無機物だけれど変化に富んで、自分の中で何処か、生きているもの、という位置付けがあるのですが、石膏は無機物らしい、というか、止まっている状態、意思のない素材、というような気がしていて・・・過去の何か、を形にするための素材として使いたいのかもしれません。

搬出後は久し振りにウォーターブルーカフェの珈琲とケーキでささやかに打ち上げ。

明日と明後日は荒れ果てた部屋の大掃除、年明けからは持ち帰った本業の宿題消化、それから1月末の工作室準備をせねば。
そして、来年の最終的な目標は聖夜のロバロバカフェさんでの展示、です。
来年も一年、作ることと展示することのために、食い繋いで参ります。

画像は今朝ほど開いた自宅の白梅。
早朝の薄闇に浮かぶような白さ。

追記
聖夜の贈り物、メッセージ、ありがとうございます。
寒中見舞いでお返事させてください、不精でもう、本当に申し訳ございません・・・、


kana wrote : 19:48 | comment (0)

2007年12月23日

幸福な休日

三月の羊さんでの展示も残り一週間となりました。
本日、展示の構成を缶入りオブジェから手製本中心に切り替えました。
星座や雪、植物など理科的豆本のほか、フィードサックを使用したA6程度の小さな手帖も。

クリスマス時期の夕べは何処か幸福感漂っていて、ふらふらと散歩したくなります。
夕刻、商店街のところどころからシャッターを降ろす音が聞こえる中、西荻散策して参りました。鶏肉屋さんのお惣菜に人だかりしていたり、洋菓子店の店先でケーキの呼び込みしていたり、を横目で眺めて、閉店時間があるのだかないのだか分からない骨董品屋さんにお邪魔してみたり。


kana wrote : 22:30 | comment (0)

2007年12月19日

小禽のケェキ

デザイン・フェスタで甘やかな菓子的作品を展開していらっしゃるsayochiさん(ホームページはこちら→)から素敵過ぎる差し入れを頂いてしまいました。とろりとしたクリィムとふわりと膨らんだスポンジの愛らしさと金属の小禽と赤い実がほんのり毒を含んでいて・・・眺める度にうっとりしてしまう一品なのです。

月曜日に展示会の作品入れ替えを、と考えていたのですが本業多忙につき、納品に伺えません。
日曜日の午前中までには確実に豆本を並べますので、お近くに御用の際は是非、お立ち寄り下さいませ。


kana wrote : 12:57 | comment (0)

2007年12月16日

【Solitar展】追加納品

展示も本日から後半となりました。
初日に納品いたしました缶入オブジェやスノゥ・ドォムが少なくなってきて、展示に色がなくなって参りましたのでほんの少しだけ色付けを。
缶入オブジェ(小)の延長で制作いたしました金属製の栞を数点、納品いたしました。装飾過多のために鞄に入れてお使いになることはお勧め出来ませんが、お気に入りの一葉に彩を添えられれば幸いに存じます。

画像は納品した栞のひとつ、「緋椿」。


kana wrote : 17:03 | comment (0)

2007年12月10日

制作メモ

A4縦(より縦横2cm小さい)夫婦箱
・本体と箱を別
・留め具用の金リボンを挟む。留め具の先端は貝釦または真鍮の装飾部品。
・表装・黒
・内装・藍色または深緑


kana wrote : 15:02 | comment (0)

【Solitar展】展示風景

三月の羊さんの展示会紹介頁にて、現在開催中のSolitar展示風景を掲載して頂いております。

三月の羊さんでの展示風景はこちら → 

画像は水晶コラージュの装飾具連作。
深い青はデッドストックのスワロフスキー。


kana wrote : 14:48 | comment (0)

2007年12月09日

お買い物備忘録

古い綿レェスと硝子釦を探す
細いテグス
細~中の麻糸(色は赤・茶)
製本用、箱を包む紙を探すこと(こげ茶色・100kg・凹凸少なめ)
製本用、へら・直角定規


kana wrote : 23:34 | comment (0)

西へ東へ

朝から三月の羊さんへ。
搬入の際に忘れていた、お店の前に置く看板を持って行くつもりだったのに・・・再び忘れる・・・。もう、なくてもいいか・・・いや、折角作ったから来週持って行くか・・・。
お店には聖夜のための焼き菓子が出揃っていて、幸福感三割増、小さいお子さん連れのお客さまが愉しそうにパンを選ぶ姿が、まるで絵の中のよう。
本日は、谷中でグループ展開催中の和都さんと三輪和美さんが遠路お越し下さいました。ご自身の展示中でお忙しいときなのにありがとうございます。そしてそして、開催一週間で三月の羊さんにお越し下さった皆様、差し入れ下さった方方に深く深く御礼申し上げます。会場で直接御礼申し上げられなくて恐縮です・・・。

午後は和都さん達の展示会へ。分野の異なる御三方の作品が開放感のある地上階から密やかな雰囲気の地下?階まで広く展示されていて・・・堪能させていただきました。
一日眺めていても、未だ居たくなる空間。

夕方から玉川学園方面へ所用があったのでついでに河村塔王さんの展示を・・・と思ったのですが・・・急に思い立ったため、ギャラリーへの予約?連絡?をしておらず、連絡先も控えていなかったので断念。来週、また行きます。

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火曜日から本業で別PJへレンタル移籍することに。
一年半以上、WBSと受注提案と設計しかしていなかったので開発に復帰出来るか甚だ不安です・・・しかも経験の浅いJava・・・。足を引っ張りませんように。
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画像は・・・ペンダントトップ、でしょうか。
水晶が入ったものが欲しかったので幾つか作ってみたものの一例。


kana wrote : 22:22 | comment (2)

2007年12月06日

速報用頁

自分が最近、PCサイトを利用できないことが多いため、携帯電話版孔雀洞雑貨舗を開設してみました。
展示会や委託先への納品のみ、掲載して参ります。

文字数の関係でメールマガジンをお受け取りになれない方など、こちらをご利用いただければ幸いです。

http://kujaku.info/mini/


kana wrote : 16:41 | comment (0)

【Solitar作品】Ein kleines Fenster - 小夜鳴鳥 -

薄闇を渡る

仏製および米国製アンティーク貝釦
淡水真珠
真鍮製の装飾具部品
中国産水晶
樹脂

背景となる缶底に淡青色の透明樹脂を流し、透明感と奥行きを表現しました。

直径約75mm
2007年11月制作


kana wrote : 11:25 | comment (2)

【Solitar作品】Sußigkeiten - 旅行者 ⅱ -

海の向こう

仏製アンティークの綿麻レェス
米国古切手
摸造真珠
真鍮製の装飾具部品

直径約33mm
2007年10月制作


kana wrote : 11:21 | comment (0)

【Solitar作品】Sußigkeiten - 旅行者 i -

月下の旅行者

仏製アンティークの綿麻レェス
デッドストックのラインストーン
淡水真珠と摸造真珠
真鍮製の装飾具部品

直径約33mm
2007年10月制作


kana wrote : 11:14 | comment (0)

2007年12月04日

【Solitar作品】Sußigkeiten -子供部屋-

欧製骨董真鍮釦
米製?骨董貝釦
日本製デッドストック人形用貝釦
仏製デッドストックの綿レェス
中国産剣状水晶
真鍮製装飾具部品

直径約33mm
2007年11月制作

(三月の羊にて展示中)


kana wrote : 14:31 | comment (0)

【Solitar作品】Sußigkeiten -昼顔-

缶入標本制作のきっかけとなった品。
昼顔は星を連想する植物のひとつ。
儚い色、一種の視力を感じさせる蔓、工作物のような蕾。

仏製骨董硝子釦
仏製デッドストックの綿レェス
淡水真珠と摸造真珠
真鍮製の装飾具部品

直径約33mm
2007年09月制作

(三月の羊にて展示中)


kana wrote : 14:01 | comment (0)

【Solitar作品】Sußigkeiten -雪結晶-

仏製骨董硝子釦
仏製デッドストックの綿レェス
デッドストックのラインストーン
淡水真珠
錫製の装飾具部品

直径約33mm
2007年11月制作


kana wrote : 12:52 | comment (0)

2007年12月03日

【Solitar作品】Sußigkeiten -初雪-

アンティークの貝釦をほろほろと舞い落ちる雪に見立てて。
写真は白く写っていますが、実物は温かみのある象牙色に貝釦特有の虹色が流れております。

大きな釦から、仏製アンティーク真珠貝釦、米製デッドストック貝釦、日本製デッドストック人形用貝釦。
真鍮製装飾具部品。
仏製デッドストック綿麻レェス

直径約33mm
2007年10月制作


kana wrote : 14:53 | comment (0)

【Solitar作品】Ein Zuckertopf -朝露一滴-

「砂糖菓子的オブジェ」連作の二作目は「朝露」。

冬薔薇の花弁に見立てた和紙片にヴィンテージのラインストーン、フォークの先には石膏の砂糖菓子と水菓子見立ての螢石。

直径約50mm
2007年11月制作


kana wrote : 14:23 | comment (0)

【Solitar作品】Ein Zuckertopf -Meringue-

旅立っていった作品のうち、画像を残していたものだけご紹介。
展示会場にあわせて制作した「砂糖菓子的オブジェ」の連作の一作目は「メレンゲ」。

匙の上で輝くのは大粒のキュービック・ジルコニア。
白い糖果は石膏細工、氷砂糖に見立てた水晶片、アラザンのような真珠粒。

直径約50mm
2007年10月制作


kana wrote : 13:58 | comment (0)

2007年12月01日

Solitar展 はじまりました。

本日より、ワスレモノ設置展【Solitar】が始まりました。
香ばしいパンと聖夜のための焼き菓子が並ぶ三月の羊さんの玄関先にワスレモノを並べて頂いております。
個人的にドアを開けて正面の小さな棚上の展示が気に入っております。漆喰の壁とオルガンの黒に真鍮の色が映えていて。
喫茶席にお客様がいらっしゃるときにはご覧頂けないかもしれませんが、ご来場の際には是非、玄関先と併せてご覧下さいませ。

会期が長いため、会期後半に展示販売品の入れ替えを行います。
初日の現在は万華鏡とオブジェ中心の展示となっておりますが、後半は万華鏡と豆本・手製本中心の展示に。暫く制作していなかった雪の豆本も会期後半にて販売いたします。

写真は三月の羊さんの「ひつじパン」。
(会場は写真機・携帯電話の使用が禁止のために展示風景は納めておりません。)


kana wrote : 23:09 | comment (4)